特別オープン文化講演シリーズ “講演&食&交流の愉悦” 第十三回「香道の雅を体験:源氏香」を開催致しました。

 

香りは嗅ぐのではなく、聞くのです。
芳香はいつの世にも人を心地良く酔わせ、人と神とを繋ぐ一条の道と考えられてきました。
2015年の最後に、香道のお話と香の体験でお楽しみいただきました。
第十三回 香道の雅を体験:源氏香 講師:嶋田華子
開催日:2015年11月21日(土) 16:30~開場 17:00〜 講演 / 体験 18:30〜 懇親会 会場:ルポール麹町・サファイア (2 階)

香道に使う香木が日本に入ったのは仏教の渡来とほぼ同じ6世紀頃のことです。西暦595年に淡路島に漂着した 大木を漁民たちが焚火をしたところ、何とも芳しい香りがしたので朝廷に献上したのが香の始まりだと「日本書紀」に記されています。香木を使う国は他にもありますが、日本では独自の雅な芸術文化に発展。香道は庶民にも広がり継承されてきました。

 

嶋田華子


三條西堯山(御家流香道第二十一世宗家)曾孫。 梅原龍三郎(画家) 曾孫。お茶の水女子大学卒業、東京大学大学 院修士課程修了。 カルチャー教室等で香道の普及に努める。 国内外の美術館にて展覧会の企画運営、雑誌・新聞の記事執筆をはじめ、NHK 出演(新日曜美術館、迷宮美術館)ほか、各地でギャラリー・トーク等を開催。 『梅 原龍三郎とルノワール 増補ルノワルの追憶』(2010年10月刊行、中央公論美術出版)、雑誌『花美術館23号 梅原龍三郎特集号(2011年12月刊行)監修、他。